今日は,弁護士会が主催している「こどもの日記念無料法律相談」というものに参加してきました。
弁護士会館の中で弁護士が複数待機して,かかってきたお電話でのご相談にお答えするというものです。臨床心理士の先生も一緒にお手伝い頂きました。
私の所属しているこどもの権利委員会という委員会が主催しているもので,家庭問題,学校問題,いじめ,不登校,などなど子どものことに関するものなら何でもお伺いするという無料相談です。
生憎,私の担当時間ではあまりご相談のお電話が鳴らず,残念でした。これは弁護士会としての広報がうまくいっていないのか,それとも弁護士に相談するような揉め事が世の中にそれほど多くないのか。はたまたお悩みはたくさんあるのに,弁護士に相談するべき問題だと思われていないのか。
昨今のこどもを取り巻く環境は良くなっているようには個人的には思えないので,揉め事自体が少ないというよりは,世間へのアピール,認知度の問題,問題に対する捉え方,などが原因ではないかと私は思っています。
確かに,いざ色々なことをご相談されても,「残念ながらそれは裁判で解決するのに適した問題ではないですね…」となることも多々あります。我々法律家の介入できる分野とそうでない分野との境界線というのはまだまだ我々法律家にとっても不透明です。
しかし,弁護士だからって裁判ばかりしているわけではないし,これまで弁護士の仕事ではないと思われていたことも,弁護士の仕事としてやるべきなのではないか,と認識が変わってきた分野も多々あります。
結局,「相談してみないと分からない」というのが実情かもしれません。だからこそ,お気軽に弁護士に一度ご相談ください。もしかしたら弁護士が解決のお手伝いを出来る問題なのかもしれません。
って,ゆるくやるって言うた尻から真面目かー!
まぁ始めたばかりなのでご勘弁を。